豊田自動織機 シャトルズ |
|
|
30 |
合計 |
34 |
20 |
前半 |
21 |
10 |
後半 |
13 |
2 |
勝点 |
5 |
3 |
総勝点 |
10 |
|
NTTドコモ レッドハリケーンズ |
|
|
豊田自動織機シャトルズ 30-34 NTTドコモレッドハリケーンズ
ファーストステージ・第2節 プールA
2013年9月8日(日)13:00キックオフ/北海道・月寒屋外競技場 (月寒ラグビー場)
涼風漂う晴天に恵まれた札幌の月寒屋外競技場(ラグビー場)で、トップリーグ1stステージ第2節、豊田自動織機シャトルズ VS NTTドコモレッドハリケーンズの試合が行われた。
試合は、豊田自動織機が前半4分に敵陣でNTTドコモのキックをチャージしてチャンスを作り、CTB13河合が先制トライでゴールも決まり、続いて10分にもNo8カンコウスキーがトライ。その後もFBジェラードが1PG(2ゴール)を決めて17-0とリードした。
ここからは立て直しをはかったNTTドコモが21分にFBフィルヨーンがトライとゴールを決めて17-7とし、34分には元日本代表主将No8箕内がトライし、その後もさらに得点を重ね前半は20-21でNTTドコモがリードした。
後半に入ってもNTTドコモが優位に立ち、FBフィルヨーンが1トライ、1ゴール、1PGを決めて31-20とリードし、終盤の豊田自動織機の反撃を振り切ってNTTドコモが34-30で2連勝となった。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチは、2トライ、4ゴール、2PGで24点を挙げたNTTドコモのFBリアン・フィルヨーンが選ばれた。
● 記者会見ダイジェスト ●
豊田自動織機シャトルズ

田村誠監督(左)、神谷享志キャプテン
田村誠監督
「いい先制点が取れた。いいスタートだった。ただ自陣22m内に入った際の失点が続いた。最後の2トライが余計だった。箕内選手にかなりやられたという印象がある。残念だが、先週に続いて2ポイント取れたのはよかった。次にチャレンジしていきたい」
神谷享志キャプテン
「最初に2トライ先制して差が開いた後、ドコモさんに追い上げられ修正しきれずに後半に入ってしまった。でも勝点2が取れた。これからも試合は続くのでしっかり修正していきたい」
──ヴァカ選手はどうしたのか。
田村監督
「前の試合で打撲がひどく、ほぼ大丈夫だが無理をさせなかった」
──先週のトヨタ戦も今回もいいゲームだったが勝ち切れなかった。勝ち切れない要因は何かあるのか。
田村監督
「今日も前半の残り10分で1トライとられた。後半の立ち上がりにもとられた。それまでいいプレーをしていたのが、そこでできなくなった。極端なシーンが多かった。この2試合でポイントを損した形だ。次の試合ではしっかり勝っていくしかない」
──箕内選手にやられたとおっしゃっていたが、近場を来るとわかっていて突破されていたようだが?
田村監督
「ゴール前に迫った時に、彼が何回もボールを持ってきた。集中力はすごいと思った。勝負どころでのすごみがあった」
NTTドコモレッドハリケーンズ

下沖正博ヘッドコーチ(左)、吉岡宏樹キャプテン
下沖正博ヘッドコーチ
「第1節に続き多くのラグビーファンの方に来ていただき感謝している。このような中、豊田自動織機さんのように強いチームに勝つことができてよかった。チームとしては、一戦一戦しっかり戦おうと意識してやってきた。2戦目もまた勝利できて、チームにとってもプラスになった」
──2試合続いて勝利したが、去年はなかなか勝てなかった。去年と比べて一番伸びたところはどこだと思うか。
下沖ヘッドコーチ
「春からフィットネス、ウェイトトレーニングをやりフィジカルを強化してきた。あわせてメンタルな部分も鍛えてきた。今日の試合でも、いくつか取られてもおかしくない局面があったが粘り強く、厳しい状況の中でもコミュニケーションをとって守り抜いた。簡単に失点をしないというところが変わったと思う」
──本職はSHの茂木選手をSOにして、また、フィルヨーン選手をFBに起用したがその意図は?
下沖ヘッドコーチ
「茂木選手はコミュニケーション能力が高く、バックスとフォワード陣をうまく繋ぐことができる。フィルヨーン選手はFBは慣れているし、何よりキック力があるので相手に蹴られても返してエリアが取れる。そういった強みをチームとして活かしていきたいと思った」
──立ち上がりにミスもあってトライを取られたが、チームはどんな雰囲気で、どう盛り返そうと思ったか。
吉岡宏樹キャプテン
「ミスが続き、ミスに対するリアクションが悪かった。それがトライに繋がった。基本に戻って、リアクションのスピードを上げ、コミュ二ケーションをとり、しっかり身体を張るということを意識して試合の中で修正しようと思った。少しずつできたと思う」
──前半の最後に(トライを)とってリードして後半に入ることができたが、ハーフタイムではどんな指示をしたか。
吉岡キャプテン
「相手のプレッシャーがきつかったので、もう少し深めから走り込もうと思った。また前半は風下で耐え抜いたので、後半は切り替えてリラックスし、風上を利用しながらアタックしようと話した」
マン・オブ・ザ・マッチは、NTTドコモレッドハリケーンズ15番リアン・フィルヨーン選手
(写真提供:阿部 典子)
|