トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
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11 |
合計 |
32 |
8 |
前半 |
10 |
3 |
後半 |
22 |
0 |
勝点 |
5 |
1 |
総勝点 |
13 |
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パナソニック ワイルドナイツ |
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 11-32 パナソニック ワイルドナイツ
セカンドステージ・第2節 グループA
2013年12月7日(土)14:15キックオフ/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場
冬の陽射しが強い快晴の下、トヨタ自動車のキックオフでゲーム開始。序盤はお互いに一進一退の攻防を繰り返すが、なかなか得点をあげることができない。
均衡が破れたのは12分。パナソニックがPGで3点を先制する。しかし、ここからトヨタ自動車の猛攻開始。そして16分、相手のミスからターンオーバーし、最後は10番 キャメロン・マッキンタイアーのキックパスに反応した15番 遠藤幸佑がインゴールでボールを押さえて、この試合初のトライをあげ、逆転に成功。この後もトヨタ自動車の勢いがパナソニックに勝り、優位に試合を進めるが、ミスで得点をあげることができない。
それに対してパナソニックが30分過ぎからペースをつかみ出し、敵陣で試合を優位に進めだす。そして36分、連続攻撃から右へ大きく展開し、最後は8番 ホラニ龍コリニアシが右中間にトライし、再逆転に成功。このまま前半終了かと思われたが、40分にトヨタ自動車がPGを返し、10対8で前半終了。
後半は序盤から攻守がめまぐるしく入れ替わる展開が続くが、お互いにミスでチャンスをつぶし、得点をあげることができない。このような状況の中で、先に得点を上げたのはパナソニック。14分にPGで3点を加えると、攻撃に拍車がかかり、16分、23分、28分とトライを追加し、点差をどんどん広げる。そしてトヨタ自動車の攻撃に対しては、前に出る激しいディフェンスで1PGの3点のみに抑え、32-11でパナソニックがトヨタ自動車から勝利をあげた。前半は拮抗した試合展開であったが、後半はパナソニックが試合を支配し、完勝であった。
● 記者会見ダイジェスト ●
トヨタ自動車ヴェルブリッツ

廣瀬佳司監督(左)、上野隆太キャプテン
廣瀬佳司監督
「先週の反省を生かすことはできたと思います。しかし、タックルコンテストの面で、相手のプレッシャーに遭い、ボールをクイックに動かすことができませんでした。細かいミスがあり、トライにつなげることができませんでした。良かった点は、ラインブレイクを多くすることができたところです。その点をスコアにつなげていきたい」
上野隆太キャプテン
「自分たちのラグビーをする、というコンセプトを持ってプレーすることはできたのではないかと思います。だが、イージーなミスが多く自陣に釘付けになってしまったことが課題です。自分たちのラグビーに自信を持ちたい」
パナソニック ワイルドナイツ

中嶋則文監督(右)、堀江翔太キャプテン
中嶋則文監督
「このようなよいグラウンド状況で試合ができてよかった。前半は競った中の試合で我慢してトライをできてよかった。後半はトヨタ自動車をノートライにできた点が評価できると思います。ディフェンスがよくなってきているため、次の試合に向けさらに向上させたい。攻撃面では精度を上げたいですね。今後の試合でいかしていけるよう練習していきたいと思います」
堀江翔太キャプテン
「アタックの精度が上がってきました。前半のトヨタ自動車の強いFWに対して我慢してディフェンスすることができ、後半ではアタックもディフェンスも粘り強くできよかったと思います。次のサントリーサンゴリアス戦に向けディフェンスをさらに徹底したい」
マン・オブ・ザ・マッチはパナソニック ワイルドナイツ、ホラニ龍コリニアシ選手
(記事:大林直之 石澤一輝)
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