リコー ブラックラムズ |
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19 |
合計 |
24 |
9 |
前半 |
17 |
10 |
後半 |
7 |
1 |
勝点 |
4 |
13 |
総勝点 |
17 |
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近鉄 ライナーズ |
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リコーブラックラムズ 19-24 近鉄ライナーズ
セカンドステージ・第4節 グループB
2013年12月22日(日)13:00キックオフ/千葉・フクダ電子アリーナ
セカンドステージ第3節を終わってリコーは勝点12、近鉄は勝点13と両チーム共にワイルドカードトーナメント進出のためには負けられない試合。
その気持ちがノーサイド寸前まで表れ、どちらが勝ってもおかしくない展開だった。最終スコアはリコー19、近鉄24と1トライで逆転という緊迫したゲームでお互いの勝ちたいという気迫が感じられた好ゲームだった。
先制したのは近鉄。リコーのスクラムをターンオーバーして9番 金がゴール前まで攻め込むと、ラックを連取して8番 佐藤がサイドを突きトライ。10番 重光のゴールも決まり0-7とリード。8分にも重光がPGを決め0-10とリードを広げた。
リコーも相手ミスから敵陣に攻め込み17分、23分と10番 河野がPGを決め6-10と点差を詰める緊迫した展開。
その後、近鉄は31分にラインアウトを起点にBKラインに入った7番 統悦が抜け最後は14番 ギアがトライ。ゴールも決まって6-17と点差を広げた。しかし、前半終了間際、リコーが敵陣22M付近まで攻め込むと近鉄がたまらずオフサイド。10番 河野がPGを決め9-17で前半を折り返した。
後半の先制はリコー。11分、効果的キックチェイスからチャンスを作り、ゴール前スクラムから8番 ボークがトライ。10番 河野のゴールも決まって16-17と1点差に詰め寄る。
その後一進一退の攻防が続いたが、近鉄が30分にスクラムを起点にFWの連続攻撃からチャンスを作り12番 田中が右隅にトライ。難しい角度のゴールキックを重光が決め16-24とリードを広げた。
追うリコーも37分にPGを決め、19-24の5点差とし、逆転を狙い4分近くボールを保持して連続攻撃を仕掛けたが、近鉄の粘り強いディフェンスを崩せずノーサイド。
お互いミスが多かったが、勝敗を分けたポイントはゴール前に入った場面でのプレーの精度。近鉄FWのブレイクダウンでの前進力、サポート力が光った。ディフェンスでも前に出る粘り強いタックルでリコーの攻撃を寸断した。その中心はマン・オブ・ザ・マッチに輝いた近鉄4番 トンプソン ルーク。
一方、リコーは敵陣に攻め込んだ時のミスが響いた。PGの失敗、アクシデンタルオフサイドなどチャンスを生かせなかった。
これで近鉄は勝点17でBグループ3位に浮上。
リコーは勝点13の5位とワイルドカード進出のためには残りの試合一つも落とせなくなった。
● 記者会見ダイジェスト ●
リコーブラックラムズ

神鳥裕之監督(左)、小松大祐キャプテン
神鳥裕之監督
「(19-35で敗れたファーストステージでの対戦の)リベンジをしたかったが、前半からリードを許してしまった。こちらの波に乗れなかった。(7点差以内の敗戦の)ボーナスポイント『1』を取れたことが収穫だった」
──ファーストステージとセカンドステージの違いは?
「展開が多かったのがファーストステージで、セカンドステージは接点の争いだと思う」
小松大祐キャプテン
「前半のタックルミスが響いてしまった。次節(2014年1月5日の九州電力戦)は頑張る」
近鉄ライナーズ

前田隆介監督(右)、森田尚希ゲームキャプテン
前田隆介監督
「勝負所でミスが多く、トライを取りきれなかった」
──セカンドステージで変えたところは?
「特にないが、個々のディフェンスの徹底を図った」
森田尚希ゲームキャプテン
「ミスを少なくする事が、今後の課題になる」
この日、リコーブラックラムズの滝澤佳之選手が、リーグ戦100試合出場を達成
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