トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
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41 |
合計 |
16 |
12 |
前半 |
9 |
29 |
後半 |
7 |
5 |
勝点 |
0 |
6 |
総勝点 |
18 |
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ヤマハ発動機 ジュビロ |
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 41-16 ヤマハ発動機ジュビロ
セカンドステージ・第5節 グループA
2014年1月5日(日)14:20キックオフ/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場
強い冬の陽射しで快晴の下、トヨタ自動車ヴェルブリッツのキックオフでゲーム開始。序盤はお互いに一進一退の攻防を繰り返すが、なかなか得点をあげることができない。均衡が破れたのは19分。ヤマハ発動機ジュビロがPGで3点を先制する。その後、2PGを加え着々と点差を広げるが、その直後のキックオフでボールを獲得したヤマハ発動機の陣地挽回のキックに、トヨタ自動車のFLジェローム・カイノが猛然とチャージ。インゴールに転がるボールを自ら押さえてトライをあげ、点差を縮める。
ここからトヨタ自動車の攻撃に拍車がかかり、34分に連続攻撃からトライをあげ、逆転に成功する。その後、トヨタ自動車がシンビンで一人少なくなったところをヤマハが攻め、終了直前にPGのチャンスを得るも失敗に終わり、このまま12-9のトヨタ自動車リードで前半終了。
後半はトヨタ自動車が風上の有利を生かして、序盤から敵陣で試合を進める。そして8分、連続攻撃からFBスティーブン・イェーツがキックしたボールを粘り強く追ったNo.8杉本晃一がインゴールでボールを押さえ、後半最初の得点をあげる。
その後もトヨタ自動車の敵陣での攻撃が続き、2トライと1PGを加え、徐々に点差を広げていく。それに対してヤマハも20分過ぎから何度もトヨタ自動車ゴール前に迫るが、出足のいいディフェンスに1トライをあげるにとどまり、逆に終了直前には足の止まったディフェンスの隙をつかれてだめ押しの1トライをあげられ、そこでノーサイド。41-16でトヨタ自動車がヤマハ発動機から勝利をあげた。
反則が多く、シンビンを3人出すという、トヨタ自動車にとってはとても厳しい試合であったが、全員がよく前に出て粘り強く試合を進めたことで、価値ある1勝をあげることができた。
● 記者会見ダイジェスト ●
ヤマハ発動機ジュビロ

清宮克幸監督(左)、三村勇飛丸キャプテン
清宮克幸監督
「トヨタの良い部分が多く出た試合で、ヤマハの悪い部分が多く出た試合だった。トヨタの反則覚悟のプレーでヤマハが崩れてしまった。イエローカードが3枚出たときに得点を取れなかったヤマハの反省点はあるが、ルールの中でやっているのにルールを無視したプレーを80分続けられたらたまらない」
三村勇飛丸キャプテン
「気持ちを入れて臨んだが終止受けに回ってしまった」
トヨタ自動車ヴェルブリッツ

廣瀬佳司監督(右)、上野隆太キャプテン
廣瀬佳司監督
「今日はありがとうございました。4連敗していて苦しい状況だったが、2週間空いたことでリーダー中心に気持ちを高めて臨んでくれたことが勝利に繋がった要因だと思う。ブレイクダウンで優位に立ちボールを長くキープできたことが特に良かった。次のNEC戦にも繋げていきたい」
上野隆太キャプテン
「4連敗中だったので入りの部分を特に集中して試合に臨んだ。先にスコアはされたが、よくボールを動かして、よくボールをキープできた。反則を多く取られたことは今後修正したい」
──4連敗中のチームとは思えない試合だったが何が変わったのか?
廣瀬監督
「4連敗中も内容は悪くなかった。ゲームのアヤの部分でやられたところや、集中力の部分で甘いところがあった。リーダー中心に練習からまとめてくれたことが良かった」
上野キャプテン
「ラグビーを変えた訳ではない。しっかり1 on 1でタックルするなど基本をしっかりした」
──反則の部分を修正したいとあったがどういう内容か?
上野キャプテン
「ラックのノットロールアウェーやハンドと反則の繰り返しでシンビンが出てしまったので修正したい」
マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車ヴェルブリッツ、WTB和田耕二選手
(記事:中本光彦・大林直之 広報担当:進藤剛)
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