トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
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10 |
合計 |
13 |
10 |
前半 |
6 |
0 |
後半 |
7 |
1 |
勝点 |
4 |
5 |
総勝点 |
8 |
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サントリー サンゴリアス |
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(この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 10-13 サントリーサンゴリアス
ファーストステージ・第2節 プールB
2014年8月30日(土)19:00キックオフ/愛知・豊田スタジアム
吹く風が涼しく感じられる8月最後の土曜日の夜、多くの子供たちが観戦する中、トヨタ自動車のキックオフで試合開始。開始直後からサントリーが自陣で積極的な展開を見せるも、トヨタ自動車が激しいディフェンスで突破を許さない。そして4分、サントリーの自陣でのPKに対し、PGを確実に決めてトヨタ自動車が先制。その後もサントリーはFW・BK一体となって連続攻撃を仕掛けるが、トヨタ自動車のディフェンスが素晴らしく、1PGで同点にするに留まり、なかなかスコアが動かない展開に。
この状況を打ち破ったのはトヨタ自動車。29分にラインアウトからの意表をつくサインプレーから13番スティーブン・イェーツが抜け出し、最後は6番トーマス優デーリックデニイにつないでこの試合初めてのトライをあげ、リードを奪う。この後、前半終了までサントリーが攻めまくるが、トヨタ自動車の執拗なディフェンスにゴールラインを割ることができず、終了直前の1PGによる3点追加に留まり10-6のトヨタ自動車リードで前半終了。
後半もサントリーが何度もゴール直前まで攻め込むが、最後はミスでトライをとりきれずトヨタ自動車リードのまま時間が過ぎていく。サントリーにとっては嫌な空気が流れる中、15分に連続攻撃から最後は14番中づる(雨冠に隹・鳥の順)がこの試合初めてのトライを右隅にあげ何とか逆転に成功。その後もサントリーの連続攻撃に対するトヨタ自動車のしつこいディフェンスという流れが続き、残り5分のところではお互いにビッグチャンスを得るもゴールラインを割ることができず10-13の僅差でサントリーが勝利をあげた。お互いに自分たちの強みを出し、最後まで死力を尽くした好ゲームであった。
● 記者会見ダイジェスト ●
トヨタ自動車ヴェルブリッツ

廣瀬監督(左)、文字ゲームキャプテン
廣瀬佳司監督
「地元開催でたくさんの応援の中、勝利を上げたかったのですが残念ながら負けてしまいました。しかしサントリー相手にこれだけ善戦できたことは次につながる良い要素だと思います」
文字隆也ゲームキャプテン
「サントリー相手にこれだけ戦えたことは良かったと思います。次は1点差でも良いので、勝てるゲームプラン・FWを疲れさせないゲームプランを意識して戦いたいです」
──今日のゲームプランは。
廣瀬監督
「フィジカル、スペース。フィジカルで優位に立ちスペースを空けるということをテーマに戦いました
──今日のトヨタ自動車のディフェンスはどうだったか。
廣瀬監督
「ディフェンスはよくやってくれました。ただボールを奪い返すという点では良くなかったのでそこを修正したいです」
サントリーサンゴリアス

大久保監督(左)、真壁キャプテン
大久保直弥監督
「トヨタ自動車のホームということもあり、雰囲気に飲み込まれないようにと思っていましたが、うまくいきませんでした」
──何が一番の課題か。
大久保監督
「昨年のメンバーと変更があるので、様々なシーンでズレがあります。そのズレをいかに無くすかということが一番の課題です」
──スカルク・バーガー選手についてどう思うか。
大久保監督
「見て分かる通りです。ジョージと違う点はありますが、フィジカル面ではもちろんのことチームに明るい雰囲気をもたらしてくれます」
真壁キャプテン
「すごいです。私もスカルク・バーガーを見習ってプレーしたいです」
マン・オブ・ザ・マッチはサントリーサンゴリアス7番スカルク・バーガー選手
(レポート:大林直之 今田祐太)
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