パナソニック ワイルドナイツ |
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13 |
合計 |
18 |
13 |
前半 |
10 |
0 |
後半 |
8 |
1 |
勝点 |
4 |
6 |
総勝点 |
9 |
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トヨタ自動車 ヴェルブリッツ |
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パナソニック ワイルドナイツ 13-18 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
プレシーズンリーグ プール戦 第2節 プールA
2015年9月13日(日)19:00キックオフ/北海道・月寒屋外競技場 (月寒ラグビー場)
雨が小降りとなった札幌の月寒ラグビー場で、プレシーズンリーグ第2節、パナソニック ワイルドナイツ対トヨタ自動車ヴェルブリッツの試合が行われた。
試合はトヨタ自動車のキックオフで始まった。前半4分にパナソニックがゴール正面約23mのペナルティーゴールで3点を先制し、続いて8分にもハーフウェイラインからのカウンターアタックで、児玉健太郎がゴールポスト左に飛び込んでトライ。べリック・バーンズがゴールを決めて10-0とした。
前半12分には、今度はトヨタ自動車がゴール左約30mのペナルティーゴールを成功させ10-3となった。
その後、試合は膠着状態が続いたが前半35分にパナソニックがペナルティーゴールを決めて13-3とし、前半38分にはトヨタ自動車がパナソニック陣10mライン付近からのターンオーバーからの連続攻撃でイェーツ スティーブンがトライを奪い、ゴールも成功してパナソニック13-10トヨタ自動車となり前半を終了した。
後半は、トヨタ自動車が6分にゴール正面約40mのペナルティーゴールを成功させて13-13の同点とし、続いて14分にもパナソニック陣ゴール前7m右ラインアウトからのモール攻撃で右中間に安藤泰洋がトライ。ゴールは失敗し13-18と逆転した。
その後、トヨタ自動車にはペナルティーゴールによる得点のチャンスもあったが成功せずノーサイドとなった。
マン・オブ・ザ・マッチには、多くのチャンスに貢献したトヨタ自動車のPR吉田康平選手が選ばれた。
● 記者会見ダイジェスト ●
パナソニック ワイルドナイツ

ディーンズ監督(右)、北川ゲームキャプテン
ロビー・ディーンズ監督
「皆頑張ってくれました。チャンスを多く作り出すことができたが、トライに結びつけることができませんでした。これが今日のゲームを分けました。ただ、選手たちの頑張りは誉めたいです。試合の後半に怪我人を数人出してしまったことで、敵陣に入ってプレーをしていくことに支障が出ました。この試合に入るにあたってもFWの方が少し人数が足りない中でメンバーを構成しなければならなかった」
北川智規ゲームキャプテン
「自分たちのペースに乗れそうなところで、ミスをして自滅したゲームでした。今シーズンはリーグ戦が少ないので、こういう僅差のゲームをものにしていかないと上は狙えません。このようなゲームをプレシーズンマッチで経験できたことは大事だと思います。こういうゲームをしたら負けてしまうことがチームの皆の胸に刻まれたので、次はこんなゲームになりません。ただ負けたのではなくいい経験をさせてもらいました」
──札幌の環境、雰囲気はいかがでしたか?
ディーンズ監督
「すごくよかったです。もう少し長く滞在したかった。特に食事は素晴らしかったです」

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

菅原監督(左)、滑川ゲームキャプテン
菅原大志監督
「プレシーズンゲームの中でトヨタの戦い方をしっかり作っていこうと思っていました。パナソニックさん相手の今日の試合でもしっかり出ていました。この意味ではすごくよかったです。いい入りができませんでしたが、前半の終わりから後半にかけて、自分たちのボールをキープしながら繋げていくことができてよかったです。FWのセットスクラム、ラインアウトからのモールなど、やってきたことがゲームの中でできました。パナソニックさん相手でもできたことは自信になりました」
滑川剛人ゲームキャプテン
「この北海道で、トヨタのファンの皆さんが多く来てくれました。まずは感謝したいです。試合内容については、やはりFWの勝利、FWに感謝したいと思います。
──今季のテーマ、やってきたこととは?
菅原監督
「まずはFWのセットプレーで勝つことです。そこからFWが順目順目でしっかり走り、空いたスペースをBKが攻めていく。こういう戦い方をする上で、ファンダメンタルなスキルを鍛えていこうということでやってきました。これがボールの継続に繋がったし、キャリーにも繋がりました。こういう部分がゲームにも生きてきています」
──北海道のファンの方の応援の声は届きましたか?
滑川ゲームキャプテン
「お互いのチームの応援がしっかり聞こえました。北海道の温かさを感じました。ラグビー選手として幸せな80分間を過ごせたと思います」
──パナソニックから勝利した意味について。
滑川ゲームキャプテン
「チーム事情はありますが、去年のチャンピオンチームに勝つことは自分たちの目標です。結果として勝ててよかったです。ただ、トップリーグ本番で勝てるようにこれからさらに精進したいです」
マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車ヴェルブリッツ1番、吉田康平選手
(写真提供:阿部典子)
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